ページ

2010年9月29日水曜日

第十四回 CKK例会

今回は、ゲストを迎えての講演を中断。


直近の5回は講演者をゲストに迎え、市政、農業、NPO,ITなどの現場の声を聞いた。

当CKK例会は、開始後一年が経ち、これまでの研究会で理解できたことや、課題を明らかにし、今後の研究会の方針を決めたい。



1.現状の理解に関する意見。

・ 糸島市や筑後市などの例をみると、非常に活発な動きがある。一般に言われる限界集落とは言えない。

・ 糸島市や筑後市には、若い働き手が多い。

・ 糸島市内でも糸の滝に向かう近辺は老齢化が40%代に進み、放置できない。

・ 北九州の例でも、地形的に移動困難な住民が多く、今後大きな問題を含んでいる。

・ 過疎地域の住民の集団移転を提起されている。

・ 北九州は、人口が現在98万人だが、急速に減少し70万人になる予想。

・ 全国的に見れば、過疎、老齢化は確実に進んでいる。



2.今後、当研究会の活動をどうするか。

・ 例えば、九州大学の岡田教授が提唱している、発展途上国での「グラミン・ソーシャルビジネス」のような概念の活動はどうか。

・ グラミン銀行は、寄付金などで得た資金を、無金利で貧しい人に貸し出し、事業を成功させて利益回収する。

・ やはり、何かやろうとすると、ボランティア精神だけでは長続きしない。

・ 楽しくなければ続かない

・ ソーシャルビジネス(社会貢献)を目標にして、一定のビジネスのスキームを考えるべき

・ 地域活性という言葉に囚われる必要はないのでは

・ あまりに構えすぎても前に進まない。例えば糸島市の特定の課題を見つけ、そこから解決するような活動がよいのでは。

・ 文科省のJSTや県・市などが施設管理などを委託する指定管理者事業などをうまく活用して、資金や施設を利用してはどうか。



など、種々の意見が出ました。

時間の関係で、結論には至りませんでしたが、少し方向性が見えてきたように思います。

次回もこの議論を継続したいと思います。